日常のハプニング

私は、娘であって、夫婦の代役ではない

朝から父が母を怒鳴り、母は私に助けを求めた。でも私は「二人のいざこざに巻き込まないで」と断った。私は娘であって、夫婦の代役ではない――認知症が進む母と、50年連れ添った両親のあいだで、自分の時間を守った休日。親の介護シリーズ。
日常のハプニング

母は、新しい洗濯機を覚えた

物忘れが増えてきた母が、新しいドラム式洗濯乾燥機を使えるようになるまでの2ヶ月。毎朝の不安や手順書づくりを経て、母は新しい家電を覚えました。高齢者の可能性を感じた、我が家の記録です。
日常のハプニング

30万円の洗濯機は、我が家に入るのか

高齢の母のために、我が家に三代目となるドラム式洗濯乾燥機を導入しました。過去の洗濯機選びの失敗や、築40年超の古い家に30万円の洗濯機を搬入するまでの騒動を綴ります。
日常のハプニング

蜂の巣は、人の来ない場所にできる

洗濯物の干場の段ボール箱に、手のひら大のアシナガバチの巣。スプレーで駆除した休日、母が来なくなった干場のことを考えた。蜂の巣は、人の来ない場所にできる——家族の老いと家の変化を、介護施設で働く看護師がつづる、親の介護シリーズ第16話。
日常のハプニング

疑われても、朝ごはんは食べる

二連休の朝、「ここに置いた物がない。動かした?」と母に疑われた。物盗られ妄想か。こういうのが介護者を一番消耗させる。線を引いて、自分の朝ごはんを食べる——心を守るための考え方を、介護施設で働く看護師が綴る、親の介護シリーズ第15話。
日常のハプニング

母に、友達ができるかもしれない

買い物から帰ると、冷蔵庫にデイサービスのチラシと知らない電話番号のメモ。月に一度の教室で、母に友達ができたらしい。「一緒に行ってほしそうだった」——主語がぜんぶお友達なのは、なぜ? 介護施設で働く看護師がつづる、親の介護シリーズ第14話。
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私の字って、けっこうきれいじゃろ?

月に一度の教室から帰った母は、キッチンの椅子にぐったり。でも、見せてくれたプリントの字は、不思議と昔のままのきれいな字だった。きれいな字は、まだ母の中に住んでいる。ただし、その集中は母の全財産を使う——夕方は笑顔で、夜は嫌味にむっとした、親の老いと暮らす一日の記録。
日常のハプニング

親の介護シリーズを、最初から読む

母の認知機能テストは20点。「境界線」と言われた日から、看護師の娘として記録を続けている。買い物の引き継ぎ、返された化粧下地、大雨の日の家出——介護と呼ぶにはまだ早い日々の13話を、最初から読める目次ページ。同じ場所に立つ誰かの、地図の代わりになれば。
日常のハプニング

休めない休みの、過ごし方

4勤の合間の、たった1日の休み。母の携帯探しと止められた洗濯機にイライラした朝、心が折れかけた私を回復させたのは、意外にも新しいことへの「没頭」だった。介護と仕事の間で休めない看護師が見つけた、頭を使う休み方という選択肢。若くなくても、挑戦は大事。
仕事にまつわる気づき

職場文化って、やっぱりあるんだな

退職したい気持ちが、また大きくなってきた。でも、誰かが嫌いなわけじゃない。上司のことは、むしろ好きだ。合わないのは人ではなく、職場の風土。辞めたい気持ちは波のように来て、悩みは「辞めるか」ではなく「いつ辞めるか」だと気づいた。誰も悪くない、静かな記録。