ある動画の、尖ったひとこと
夕暮れどき、いつものように犬の散歩をしていた。
イヤホンからは、長年見ているYouTuberさんの動画が流れている。
その中に、こんな言葉が出てきた。
「おっさんが、何を買ってもおっさん」
尖った物言いがその人の芸風なので、表現はきつい。
でも、言いたいことはこうだ。
自分のためにお金や時間を使うのは楽しい。
でも、それだけでは、いつか満たされなくなるかもしれない。
一方で、子どもが生まれれば「パパ」という新しい役割ができる。
お金や時間の使い先が、自分の外にも広がっていく。
なるほどなぁ、と思ってしまった。
おばさんが何を買っても、おばさん
言った本人が男性だから「おっさん」なだけで、私に置き換えれば「おばさん」だ。
おばさんが、何を買っても、おばさん。
もちろん、それが悪いという意味ではない。
高いバッグを持っても、いい車に乗っても、自分という存在そのものが変わるわけではない、という話だ。
47歳、独身。
これは、他人事ではなかった。
幸せそうな、パパたちの言葉
その動画のコメント欄には、パパたちのコメントがたくさん並んでいた。
「第一子が生まれた。20代で経験したどんな日よりも、最高の一日だった」
「もうすぐ1歳になる自分の子どもが、本当にかわいい」
「男の子3人の父だけど、人生最高を毎年更新してる」
そんな言葉を読んでいると、こういう人生もあるんだなぁ、と思った。
私がこれまで出会ってきた人たちの中にも、こんな人はいたのかな。
少しだけ、センチメンタルな気持ちになった(笑)
18歳の私は、漠然と「普通」を想像していた
18歳の頃の私は、漠然と、普通の人生を想像していた。
いずれは結婚して、子どもを持つ日も来るのかも?くらいには思っていた。
だから、子どもに関わる勉強を選んだ。
……と言えば聞こえはいいが、実際は、それくらいしか進路を思いつかなかったのだ。
あれから、およそ30年。
誰かと暮らして、子どもを育てている自分を、どうしてもリアルには想像できないまま、ここまで来た。
子どもが嫌いなわけではない。
持ちたくても持てない人がいることも、知っている。
ただ、私の人生は、ずっと一人で歩いてきた。
それが、今の正直なところだ。
私は、犬や猫との暮らしに注いでいる
今は、その情熱を、犬や猫との暮らしに注いでいる。
家に帰れば、待っていてくれる。
お金も時間も、惜しいとは思わない。
後悔も、ない。
ただ、この先どうなるかなぁ、とは思う。
かと言って、いまさらパートナーを探すのは大変そうだ。
人と比べるものじゃないね
でも、たぶん今の私は、かなり幸せな部類の人間だと思う。
仕事があって、帰る家があって、待っている犬と猫がいる。
幸せは、人と比べるものじゃないね(笑)
答えは出ないまま、明日もまた、犬と歩く。
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