要約
夜勤をやめれば楽になると思っていたが、日勤のみの3勤1休では慢性的な疲労が抜けなかった。原因は仕事量ではなく、連続して休めず回復のタイミングがない働き方にあった。役割の違和感や収入減も重なり、疲労は忙しさではなく「回復できる環境かどうか」で決まると気づいた。
本文
夜勤をやめたら、体は楽になると思っていました。
ところが実際は逆で、慢性的な疲労が抜けなくなりました。
6~7時間は寝ているのに、回復しない。
いつもイライラしてしまい、高齢の母に優しくできない日も増えました。
原因は、仕事の大変さではなく「休み方」でした。
今の勤務は3勤1休の繰り返し。
他の職員は月に1~2回は連休がありますが、私はずっと1日休みだけです。
家を出てから帰宅までドアtoドアで約10時間。
そして休日は、溜まった買い物、食事づくり、犬の散歩、洗濯、通院で終わります。
休みがあっても回復できない働き方だった
つまり、休みはあるのに休めていませんでした。
夜勤をしていた頃はきつかったけれど、夜勤明け+公休で「まとまって休む時間」がありました。
今は日勤のみで一見楽なはずなのに、回復するタイミングが一度もない。
その違いが、疲労感として現れていたのだと気づきました。
仕事には慣れてきた。でも感じる違和感
働き始めて二か月。
業務自体にはなんとなく慣れてきました。
身体的には楽です。おむつ交換や車椅子移乗、トイレ誘導など、体を張る介助はほとんどありません。
ただ、その分「自分が仕事を回している」という感覚が持てません。
以前は、利用者さんと距離の近いケアをしていました。
大変で、いわば“汚れる仕事”でもありましたが、関わりの実感がありました。
今は、ケアを担う介護士さんに確認しながら動く場面が多く、どこか一歩引いた立場にいる感覚があります。
また、日本人看護師と外国人介護士でケアに入る場面では、会話が外国語になることがあります。
自分に向けられているわけではないと分かっていても、状況が把握できず、少し不安になります。
海外で働いたら、きっとこういう感覚なのだろうとも思いました。
施設の仕組みに戸惑った出来事
先日、初めて病院受診の付き添いに入りました。
初めてのため先輩看護師と二人で付添っていましたが、先輩看護師が途中で急遽施設に戻らなければならなくなり、別棟のケアマネジャーさんに助けてもらいました。
出発する直前、外部では施設と連絡を取る手段がなく、私物のスマートフォンを持参するよう言われていました。
フォローに来てくれたケアマネジャーさんが急遽のためスマートフォンを忘れて来てしまい、施設との連絡は私のスマートフォンで行うことに。
その方が悪いわけではありません。しかし、外部に出た際の業務用の連絡手段がないことに驚きです。「ここはお金をかける場所が違うのでは」と感じてしまいました。
もう一つ、驚いた出来事がありました。
往診に来られた医師へお茶出しをしたことです。
これまでの職場では経験がなく、正直かなり戸惑いました。
医療職としての業務というより、施設の慣習に近い役割に感じたからです。
もちろん施設ごとの文化なのだと思いますし、否定したいわけではありません。
ただ、その瞬間に「自分は何の職種としてここにいるのだろう」と少し分からなくなりました。
身体的な負担は大きくないはずなのに疲労感が強い理由は、
こうした役割の曖昧さによる心理的な消耗も関係しているのかもしれないと感じています。
そして来月、リハ・介護・看護からそれぞれ1名ずつ、計3名の日本人職員が退職します。
外国人実習生の比率はさらに上がります。
この施設はこれからどうなっていくのだろう、と考えてしまいます。
給与と休日、制度から見えた現実
初めての給料は手取り約20万円。
悪くはないけれど、こんなものか、という感覚でした。
日勤のみ、ボーナス1.5ヶ月。
前職と比べると、年間で100万円近く収入が下がります。
今回、はっきり分かったことがあります。
収入が下がる転職は、想像以上に精神的ダメージが大きいということです。
また、入職前から少し気になっていた点もありました。
この職場の退職金は「勤続5年以上」から支給と明記されていました。
看護・介護の職場では、3年以上で支給というところが多いため、正直なところ少し厳しい条件だと感じました。
後から考えると、外国人技能実習生の多くは3年で帰国します。
その期間では退職金が発生しない設定になっているとも考えられます。
実際の意図は分かりませんが、少なくとも他の施設と比べて期間が長く設定されているのは事実です。
この条件を見て、途中退職者を想定しない、あるいは長期勤務を前提とした社風なのかもしれない、と感じました。
給与額だけでは見えない「職場の考え方」が、こうした制度に表れるのだと実感しました。
市の社会福祉法人の資料も参考にしました。
年齢分布や勤続年数が分散していたので安心材料に思えましたが、
実際には外国人実習生も含まれていた可能性があります。
やはり職場の雰囲気は、入ってみないと分からない部分が大きいと痛感しました。
これから転職を考えるなら
・年間休日
・給与(実際の手取り)
・勤務時間
・退職金の支給条件
この4つは外せない基準だと思います。
年間休日107日。
これは、1日休みの連続になりやすく、回復しにくい働き方でした。
半年後に有給が出たら月1回は使う予定ですが、それでも体力的には厳しい気がしています。
働き方に迷いながら思うこと
田舎の看護・介護の求人を見ると、
8:30〜17:30の日勤、16:30〜9:30の夜勤が多く、勤務時間は決して短くありません。
さらに今は、両親の介護が始まりつつある時期。
自分のライフステージも影響しているのだと思います。
今回分かったのは、仕事の大変さと疲労の大きさは一致しないということでした。
人は忙しさではなく、「回復できない働き方」で消耗します。
夜勤があるかどうかより、
連続して休めるかどうかのほうが、私にとっては重要でした。
働き方を、もう一度考え直していこうと思います。

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