退職を伝えたあとに来た「まさかの提案」
出勤すると、管理者さんのスペースに、私の名前と「看護部長」と書かれたメモが置かれていました。
ああ、きっと退職の件だろうな——と思いながら勤務開始。すると、就業時間が始まってすぐ、看護部長さんが現れました。
(え、いま? 朝一番のバタバタしてる時間なんですけど…)
こういう大事な話って、せめてもう少し落ち着いた時間に予告してくれる配慮があってもいいのに。しかも、夜勤明けの管理者さんも同席とは……なかなかですね。
まぁ、いいんですけどね。「はいはい、お話ですよね? ぜひお伺いします。」
看護部長さんからの“引き止め提案”
内容はやはり、退職をめぐる“引き止め”のお願いでした。
- 退職を延期して、来年3月末まで勤務してほしい
- その後、有給消化して就職活動をすればいいのでは?
- 3月まで働けば、年末の賞与も満額支給できる
- 年度替わりなら、新しい人材も来やすくなる
- それが難しいなら、せめて12月まででもどうか?
と、ざっくりこんなお話。
えっ、8月末退職予定の私に、来年3月末まで延期の提案って……なかなか強気じゃないですか?
隣で聞いていた管理者さんもちょっと失笑していました。 まぁ、これくらいの図太さがないと、看護部長なんて務まらないのかもしれません。
看護部長さんは終始にこやか。私ももちろん、喧嘩腰ではありません。 「少し考えさせてください」と伝えて、一旦お話は終了しました。
それって、誰のための提案?
落ち着いて振り返ると、 **“自分の都合だけで話をしてくる提案”**って、なかなかすごいなぁ…と苦笑い。
こちらの就活スケジュールや、機会損失についての配慮はゼロ。 まぁ、病院を守らなきゃいけない立場としては当然のことかもしれません。
でも…… この提案、私にとって何のメリットがありますか?
やめたいと言っている人間に対して、何の条件も提示せずに引き止めるって、どうなんでしょう。 「あなたなら断らないだろう」と思われているのかな?
なんか……そういう前提で話をされている気がして、少し寂しい気持ちになりました。
今、私が大切にしたいこと
私はもう、若くはありません。 来年になれば、また一つ年を重ねます。
物覚えだって、環境への順応性だって、正直なところ少しずつ落ちてきているのを感じます。 だからこそ、今のタイミングで動きたいんです。
スタッフが足りなくなるのは、大変なことだと思います。 でも、それは私の責任ではありません。
「どんな場に身を置くか」——それは、自分で選ばなければいけない。
そして私は、 自分が穏やかに働けて、心から納得して過ごせる場所を選びたいと、あらためて思いました。
最後に、今の私へ。これからのあなたへ。
100点を目指さなくていい。 80点で十分! まずは動き出そう🔥
「嫌な仕事、辞めたらええやん。自分で選んでる職場!」
——筋肉と知恵を兼ね備えた、あのマッチョライオン様の歌が、私の頭の中で流れていました(笑)
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