働き方選びの難しさに五里霧中

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要約

転職活動を通して、働き方や給料、環境の違いに気持ちが揺れ続けました。
優しさと厳しさが入り混じる福祉の世界で、自分の生活と心を守る難しさを実感しています。

47歳の転職活動を終えたいま、「無理しすぎなくていい」「自分を大事にしていい」という思いを綴りました。

A施設で感じたこと——優しさと切なさ

A施設の施設長さん。人柄がまるで仏のようで、この人が直接の上司なら、組織全体も優しい雰囲気になるのだろうなぁと感じました。

でも、その優しさとは裏腹に、どうしてこんなに給料が安いのだろう?
儲けが出ていないのかな。この施設で働く皆さんは、低賃金の中で心優しい介護を続けているのだとしたら、切なくなる。

善意と自己犠牲の上で成り立つ看護・介護。
どうにかならないものなんだろうか、とふと思ってしまいました。

ただ、A施設は要介護5の方が少なく、注入食の利用者さんもいないとのこと。
ということは、吸痰も少ないのかもしれません。みんな口から食べているのだとしたら、それは本当にすごいことです。

利用者数も30人と少なめで、業務量としては比較的落ち着いているのかもしれません。
とはいえ、社会福祉法人である以上、どうしても給料が控えめになるのは理解できるけれど、それでも提示額はかなり厳しい。そして常勤看護師2名体制…これは、有給やシフト調整が厳しい未来が見えるようで、不安しかありませんでした。


B施設——大規模ゆえの不安と期待

次に見たB施設は、利用者90人以上。
今の職場が25人弱なので、規模がまったく違います。

もちろん職員の数も多いのですが、部署によっては「夜勤一人体制」もあるとのこと。一人夜勤はきつい。
実際経験したことがあるからこそ、いざ何か起こったときの厳しさがよく分かります。

見学や面接の対応はサバサバしていて、嫌な印象はなかった。
とはいえ、転職サイトで調べたとき、一番給料面が期待できない施設だったのも事実。


就活で意外だったこと——“お金の話”をしてもいい空気

今回の就活で驚いたのは、給料の内訳をきちんと提示してくださる施設が多かったこと。

「お金の話は失礼」という日本的な空気を勝手に想像していたけれど、
働く以上、そこは大事な部分。遠慮せず確認してよいのだと実感できました。


老健への面接もしてみたけれど…

「手取りを大きく下げたくない」という思いから、家から近い医療法人(小規模病院)の老健にも、直接電話して面接をお願いしました。ここもとても良い雰囲気でした。

ただ、老健ならではの「利用者様の出入りの多さ」が気になり、今回はお断りすることに。


最終決定——B施設を選んだ理由

そして最終的に、一番提示額の大きかったB施設に決めました。

これも意外だったけど、実際に面接してみたら、ネットの情報より提示額が多かったこと。
自分の経歴を鑑みて、提示額を上げてくださることがあるのだと知りました。
だからこそ、ネットの情報だけで候補から外さず、面接してみることが大事なんだと学びました。

本当にこれで良かったのかは正直まだ分からないけれど、やってみるしかない。

ただ、今回は夜勤なし契約。
夜勤で稼ぐスタイルが基本の看護師業界では、やはり手取りがガクッと下がってしまいます。

月7~8万円のダウン。
賞与も医療法人より控えめで、年間にすると100万円近く下がってしまう。
それなのに年間休日は少なくなるという、この不条理さ。
つい「どうゆうこっちゃ (# ゚Д゚)」と叫びたくなりました。


でも、冷静に計算してみたら…

現職の給料明細を見直し、「夜勤なしの手取り」を計算してみると…
なんとB施設とほぼ同じくらい。

この事実に、心がスッと落ち着きました。
前向きにやってみよう、と気持ちを切り替えることができました。


転職のしんどさと、人への尊敬

今回も愚痴まみれになってしまったけれど、転職って本当に大変。
転職回数が多い人を見ると、ひそかに尊敬してしまいます。
だって、新しい環境で何度も頑張るって、本当に大変なことだから。

いざ自分がやってみると、その苦労を痛感しました。


47歳、転職活動いったん終了

どんな職場かは働いてみないと分からない。
「こりゃ無理だわ」と感じたら、早めに撤退すればいい。

昔は「3年は勤めろ」なんて言われたけれど、そんなに頑張らなくて大丈夫。
無理なら次を探せばいいだけ。

あと何年働けるかは分からないけれど、若い人から妙齢のみなさままで伝えたい。

生活を大事にして、自分を大切にしてほしい。
あなたも私も、自分が一番大切。
自分を大切にできない人は、周りも大切にできない。

そんな気持ちを胸に、今日一日を終えたいと思います。

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